各話あらすじ
#10 『繋いだ手だけが紡ぐもの』
叛意をうかがわせるフィーネより、聖遺物研究データを奪取せんとアジトを強襲する米国特殊部隊。そこには、いるはずのない櫻井了子の姿があった。
撃ち抜かれ、血溜まりに呻く了子。
だが、その掌にかざした青い燐光が銃創をたちどころに塞いでいく。
超常の光景に向かって、銃爪を引く特殊部隊員。
了子の身体は、無残にも鉛玉に引き裂かれていくのであったが……
フィーネとの決着をつけるべく、単身アジトに乗り込んできたクリスの眼前に横たわるのは、特殊部隊員たちの屍のみ。
深淵に潜んでいた陰謀は、ついに全貌を現そうとしていた。