胸に去来するは、いつか見た光景。 想い出の残滓を奪わせまいともがく翼だが、届かない現実に追い詰められていく。 やがて激突の終着を、月明かりが照らしだす。
戦いの果てに翼は涙し、響もまた涙する。 今はまだ、流した涙でしか明日を守れない。
#13『流れ星、墜ちて燃えて尽きて、そして――』
#12『シンフォギア』
#11『月を穿つ』
#10『繋いだ手だけが紡ぐもの』
#09『防人の歌』
#08『陽だまりに翳りなく』
#07『撃ちてし止まぬ運命のもとに』
#06『兆しの行方は』
#05『なお昏き深淵の底から』
#04『落涙』
#03『夜にすれ違う』
#02『雑音と不協和音と』