胸に浮かび、口ずさんだその旋律は、明日に命を紡ぐ歌か、それとも――力の使い方も、その意味も知らないまま、戦端は無情にも抉じ開けられていく。
今はまだ、軋む音を立てながらギアは廻り、少女たちの物語は、ここからはじまる。