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次回予告


知らず口ずさんでいたあの旋律は、
果てしなく広がる戦場の地平に置いてきた。
誰よりも速く、どこまでも遠くと求めるあまり手放したもの。
だがそれが、暗闇を切り拓くための灯火だとしたら。

#9 『防人の歌』

優しい声はいつだってわたしを導き、背を押してくれた。
もう逢えないことよりも、出逢えたことが嬉しい。