すれ違いの夜は、ついに激突の瞬間を迎える。
突如現れし謎の少女が身に纏っているのは、かつて失われたネフシュタンの鎧。
その事実に驚愕する翼。少女は、声も高らかに響と翼を挑発してくる。
翼の胸に去来するは、奏との出逢い。
あまりにも重く、凄絶な想い出は、衝動となって翼を突き動かすのだが、 少女とネフシュタンの鎧に、誇りすらも踏みにじられてしまうのであった。
そんな翼を嘲笑うかのように、鎧の少女は告げる。
自分の目的は、立花響の身柄確保であると。
奪われた鎧を取り戻すため、敵の目的を阻止するため、翼は防人の務めを覚悟する。