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用語・設定解説

ネフシュタンの鎧②

青銅の蛇を思わせる鱗にて構成されたスケイルメイル。
その特性は、無限の再生能力である。

多少の損壊どころか、
完全に粉砕された状態からでも復元するほどの再生能力を誇る。

7話においてクリスが、
再生の過程で「食い破られるまでに……」と言っているが、
これは、傷口から侵入してきたネフシュタンの組織が、
クリスの身体もろとも取り込んで再生する前にという意味である。

5話にて、フィーネより電流を浴びせられているクリスが描かれているが、
これは、翼の絶唱にてネフシュタンが破壊された際、
体内に食い込んで増殖しつつある鎧の破片を、
電気にて一時的な休眠状態とし、除去する措置であった。

ここにはもちろん、
任務失敗の懲罰やフィーネの歪んだ嗜好の他、
「痛みだけが人の心を絆と結ぶ」という彼女ならではの哲学が込められている。

ネフシュタンの鎧の運用にあたって、
当初より肉体を乗っ取られかねないという危険性は確認されていたが、
融合症例第一号である立花響の登場によって、フィーネの考えは一段階前進。
生体と聖遺物を人為的に融合させることの興味へと至るのであった。