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用語・設定解説

生体と聖遺物の融合症例

はじめて確認された、生体と聖遺物の融合症例。
それが立花 響である。

過去に例の無いケースに、
フィーネは新たなるパラダイムシフトを確信し、身柄の確保をクリスに要請する。
企みは、翼の絶唱によって響の拉致は阻止されるのだが、
当初の目論見どおりフィーネの手に落ちていた場合、
響がありとあらゆる生体実験、解剖素材として扱われていたことは想像に難くない。

その後、予期せぬデュランダルの起動によって、
フィーネが最優先で進めるべき計画は、カ・ディンギルによるバラルの呪詛の解除へと、
途中にある数百工程を飛ばして移行することとなり、
ともなって響の身柄確保は、優先順位が繰り下げられてしまう。

それでもフィーネは、
二課施設による治療結果、響のカルテなどから、
少しずつ生体と聖遺物の融合についての研究を進めていくのであった。

フィーネが銃撃にて瀕死の重傷を負った際、
ネフシュタンの鎧を使って、肉体を聖遺物そのものにリライトしていったのだが、
これは、響の症例をベースに再生鱗の増殖を制御することで、
かろうじて成功を収めるという、かなり分の悪い賭けでもあった。

生体に融合しても、
聖遺物の機能は色濃く反映されるようであり、
響の場合、エネルギーの爆発的な生成と放出が特徴であるのに対し、
フィーネは、身体を両断されても復活するほどの再生能力を備えている。