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用語・設定解説

恋の桶狭間

エンペラーレコードの最高売上記録を更新した奇跡のシングルCD。

今でこそ、業界最大手となったエンペラーレコードだが、
若者のCD離れによる、冬の時代もあった。
しかし、一人の演歌歌手がその窮地を救う。

その歌手の名前は「織田光子」。

デビュー作の「この関係は尾張にして…」が不発に終わり、
引退を覚悟に背水の陣で迎えたシングル「恋の桶狭間」が、
2000万枚のメガヒットとなる。

マイクではなく剣を片手に歌う、斬新なプロモーション展開が
当時、ノイズに怯える若者達の心に勇気を与え、
PVに出てくる数多くの必殺技は、
子供達の誰もが真似をするという社会現象を引き起こした。

また、その大ヒットにいち早く反応したのがハリウッド。
スティーブン・ゴールドバーグ監督が送る、
愛と涙の超大作時代劇SF「STAR NOBUNAGA」が、
「恋の桶狭間」のPVのオマージュ作品であるというのは、
あまりにも有名な話である。

~織田光子全曲集ライナーノーツより抜粋~